2010年08月16日

00.社会

スターシェフが和歌山の食材で料理ショー

地元食材を使ったスターシェフのフルコースを楽しむ来場者ら - スターシェフが和歌山の食材で料理ショー

地元食材を使ったスターシェフのフルコースを楽しむ来場者ら

レストランを格付けする「ミシュランガイド」で星を獲得したベルギーのスターシェフ3人を招き、県産食材を使った料理ショーが14日、和歌山市毛見のベイサイド迎賓館で開かれた。県内外から66人が来場。フレンチの達人が腕を振るった地元産フルコースを堪能し、芸術作品のように華やかな料理を目と舌で楽しんでいた。

イベントは湯浅町の「湯浅醤油(有)」とシェフらの交流をきっかけに、フードアナリストらでつくるスターフードジャパンプロジェクト実行委員会(新古祐子実行委員長)が企画。優れた地元食材の発掘と世界への発信などを目的に開かれた。会場には厳選された野菜や果物など地元の食材15種類を使い、近大マグロにゼリー状にしたしょうゆを添えた「近大マグロの醤油ジュレ」など、スターシェフならではのアレンジが加えられた料理が並んだ。

大型スクリーンには厨房の様子が映し出されるなど、臨場感ある演出がなされ、シェフらが屋外テラスで「くろさわ仔牛」を焼き上げるデモンストレーションもあった。

今回の料理のレシピは一般にも味わってもらえるよう、同館に提供されるという。

同市掘止の主婦、竹内彩子さん(53)は「和歌山の食材も、スターシェフに調理してもらうことで新しい味わいができることに驚きです。新鮮な食材に恵まれた環境にあることを再認識しました」と話し、同イベントのコーディネーターのマーク・マーセ氏は「優れた食材を世界に発信するには、ただ大きいマーケットに売り込むのでなく、互いに良い関係を築くことが重要。その意味で今回、商業的な面だけでなく日本とベルギーの友好を築けたことには、大きな希望を持っている」と今後の可能性を話していた。





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