2010年08月24日

00.社会

ゆかりの地67カ所紹介、楽しむ会が小梅日記マップ作製

「小梅日記ゆかりの地マップ」をアピールする小梅日記を楽しむ会の会員 - ゆかりの地67カ所紹介、楽しむ会が小梅日記マップ作製

「小梅日記ゆかりの地マップ」をアピールする小梅日記を楽しむ会の会員

幕末から明治初期の社会情勢や日常生活などを描いた「小梅日記」をキーワードに和歌山市の素晴らしさを再認識してもらおうと、「小梅日記」を楽しむ会(辻健会長)は、「小梅日記ゆかりの地マップ」を作製した。同会が市内に点在する川合小梅ゆかりの寺社や土地などを回り、1年がかりで完成させた。今後、ウオーク会などでマップを活用する。


市の22年度「わかやまの底力・市民提案実施事業」で採択され、市の補助を受けて実施。マップは1万枚を作製し、市役所4階の観光課、NPOボランティアサロン、妙宣寺など小梅と縁の深い寺社などに配布する。

小梅日記は、紀州藩の藩校学習館督学(学長)の川合梅所の妻・川合小梅が16歳から86歳までの70年間にわたり記した主婦日記。庶民の暮らしぶりが細かく描かれ、当時を知る歴史的資料としての価値は高いという。

今回作成されたマップでは、小梅日記から主に寺社など67カ所をピックアップし、ゆかりの地として記した。同会は市内に点在する観光地を小梅日記をキーワードにして「点だったものを線にできた」と説明。和歌山城と社会コース、小梅の筆塚と寺社めぐりなど15のウオークコースもつくった。10月16日、11月13日、11月21日にはそれぞれ、「和歌山城~小梅生誕地周辺めぐり」、「和歌山城~寺町、菩提寺コース」、「和歌山城と学問コース」で小梅ゆかりの地ウオークを実施する。午後1時半から。参加費300円。50人程度。同会は「道中に駿河屋へ寄ったり、火縄銃を見たりと、趣向を凝らしています」とPRしている。

また、小梅と特に縁のある寺社などで5回程度、同会の会員による講演会とミニ小梅展を開く。50人から100人規模。詳しい問い合わせは、同会(TEL073・461・1515)まで。





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