2010年08月24日

00.社会

桐蔭高科学部が「缶サット」日本代表に

「優勝したぞ!」和歌山へ帰ってきた3人(左から東さん、中村君、村田君) - 桐蔭高科学部が「缶サット」日本代表に

「優勝したぞ!」和歌山へ帰ってきた3人(左から東さん、中村君、村田君)

21、22の両日、秋田県で開かれた「缶サット甲子園2010」に県代表で出場していた県立桐蔭高校(勝丸健司校長)科学部が見事優勝した。「ベストプレゼンテーション賞」も受賞し2冠を達成。日本の高校生代表として米国で開かれる世界大会(9月12~18日)の切符を手にした。2年生で部長の中村達希君(16)は「夢だったアメリカ行きが決まりうれしい」と胸を躍らせている。


優勝した部員は中村部長と村田遼君(16)、東優花さん(同)のチーム。缶サット甲子園は、全国4会場の大会で勝ち抜いた10校が競い合い、自分たちで「搭載したビデオカメラで地上のターゲットをどれだけ撮影できるか」、「物理データ(加速度、気温、照度など)をいくつ正確に観測できるか」という「ミッション」を決め、成功し獲得したポイントの総合得点で競い合う。

参加校のうち、同部だけがデータとして正確に残せたことが評価につながったとみられ、大会までの休み中は、ひたすら缶サットの勉強・実験・研究に励んできた努力が花開いた。

中村君は、プログラミングを担当。「データが取れず空の状態になっている夢を何度も見た」といい、大会当日の競技前半はそれが正夢になり、大苦戦。冷静に考えやり直したことで後半はうまく進み、優勝したと知った時は「あかんと思ったけど、巻き返しできて本当によかった」と喜びを爆発させた。東さんはプレゼンで分かりやすく缶サットを説明し、プレゼン賞を受賞。「プログラミングやハードには詳しくないがチームに貢献できてよかった」。村田君は「今までの努力が実ってうれしい」。同部顧問の藤木郁久教諭(40)は「よく勉強していたし、和大の宇宙研究所で落下実験をさせていただいた経験が生かされた」と喜んでいた。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif