2010年08月24日

03.スポーツ

秋季県卓球優勝大会

粘り強さを見せた塩谷 - 秋季県卓球優勝大会

粘り強さを見せた塩谷

本町卓球クラブが主催する第52回秋季県卓球優勝大会が22日、和歌山市の県立体育館で開かれ、県内外の約250人が熱戦を展開した。地元勢では女子ダブルスでラブオールJrの中学生、高木莉紗子・塩谷真由組が、シングルスも同クラブの塩谷がそれぞれ初優勝を飾り、男子シングルスで迎井卓研の土井和也が2位に入った。同ダブルス優勝は、芝生小クラブの多田雅輝・篠藤亮史組、シングルスも多田が制した。


女子シングルスの決勝は塩谷と椎﨑(岩出SPC)の対決となった。両者はこれまでに何度も激闘を繰り広げ、お互いを知り尽くした者同士の白熱したゲームとなった。

試合は序盤、椎﨑が優位に進め、得意とする強烈なバックが炸裂し、第1セットを奪った。第2セット、塩谷は流れを変えるためにサーブを工夫。回転の異なるサーブや長短をうまく使い分け、主導権を握りこのセットを挽回した。同点に追いついた塩谷は、自らのリズムを守り第3セットも連取。椎﨑も第4セットを奪い返し、勝敗は最終セットまでもつれた。第5セットは、塩谷がきわどいコースに打ち込むスマッシュや粘りのラリーを発揮し、接戦をものにした。

女子ダブルスは高木・塩谷組対山﨑・木村組(岩出SPC)が激突。高木・塩谷組は、息の合ったコンビネーションを披露した。高木・塩谷組は、第1セットを失い気合いを入れ直して迎えた第2セット、積極的に攻撃を展開。ネットにかかったボールを軽いフットワークで高木が拾うと、塩谷が強烈なスマッシュで得点を重ねた。息の合ったプレーでリズムをつかみ勢いに乗った2人は第2セットから3連取。3―1で快勝した。

中学2年の高木は「優勝できてうれしい。真由ちゃんと一緒にできてよかった。次は2連覇を目指したい」と笑顔で話すと、同1年の塩谷は「先輩と組めて優勝できたのですごくうれしい。この2人で2連覇を狙いたい」と意気込んだ。

男子シングルス決勝は、兵庫の多田と和歌山市の土井の対戦となった。土井はこれまで同大会で2回の優勝を誇る実力者。持ち味であるフォアハンドとフットワークで決勝まで勝ち進んたが、0―3で涙をのんだ。土井は大会を振り返り「危ない試合もあったが何とか頑張れた。次回はぜひ優勝したい」と話した。

成績は次の通り。

【男子】〔ダブルス〕1多田雅輝・篠藤亮史組2井戸政紀・津田翔組(I・T)3田中顕規・松新聡(ガラガラ)、田口竜也・今井祐輔(同)〔シングルス〕1多田雅輝2土井和也3後藤晃(本町クラブ)、津田翔(I・T)

【女子】〔ダブルス〕1高木莉紗子・塩谷真由組2山崎瑞季・木村紗智組3下硲彩加・西崎眞由組(向陽高)、高橋真裕美・酒井麻莉子組(和歌山大学)〔シングルス〕1塩谷真由2椎﨑楓花3下硲彩加(向陽高校)、高木莉紗子(ラブオールJr)





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