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岩の間の生物を探す参加者 |
磯ノ浦を活性化させようと県海草振興局(鈴木敏彦局長)は25日、ISOCOプロジェクト関連企画「磯の生物観察隊」を開いた。
県内の親子連れら約40人が参加。県立自然博物館(海南市)の吉田誠副館長(56)、楫善継学芸員(30)を講師に迎えて、トゲがあったりして注意する生物の種類や特徴、観察のポイントなどを教わった。
参加した子どもは自由に磯を歩き、持参した網やバケツにカニを捕まえて入れたり、小さな貝を拾っては「これは何?」と質問していた。岩に張り付く貝をドライバーではがすのに苦戦していた子どもに、楫さんが「(貝が)油断したすきを見て一気に取る」と説明すると、上手にはがしていた。
同振興局の稲田英里子さん(29)は「磯の生物はたくさんいますので新しい魅力を発見できたのでは。海水浴シーズン以外にも訪れてもらいたい」。参加した紀の川市の市立粉河小学校3年の大西諒祐君(8)は「いろんな貝をドライバーではがすのおもしろい」と観察を楽しんでいた。
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