2010年08月29日

00.社会

歴史と文化の情報誌「ほうぼわかやま」好評

 フリーペーパー 『ほうぼわかやま』

第5号を手に編集長の岡代表

和歌山の魅力が再発見できると、 フリーペーパー 『ほうぼわかやま』 が中高年の世代を中心に好評だ。 同誌は、 ことし設立30周年を迎えた和歌山市梶取の(株)ウイング(松田好司代表取締役)が発行する歴史と文化の情報誌。 意外と知られていない地域の身近な情報が満載の読み応えある内容で、 先日には第5号を発行。 和歌山の地名を特集しており、 クイズなども織り交ぜることで親しみやすくなっている。

「ほうぼわかやま」 はA4判12ページ(全面カラー)で年2回の発行。 50代から60代をターゲットにしている。 同社が地域貢献活動の一環として取り組んでいるもので、 企画から取材、 編集など一連の作業は同社の社員が担当している。 これまで発行した4号までは同社の営業部を中心に紙面づくりをしたが、 今号からは制作部の社員が手掛けるという。

編集長を務める同市寄合町の(株)岡会計センターの岡京子代表(45)は 「地域の特色を発見し、 この和歌山がさらによいふるさとになるよう貢献できたら」 と話している。

今号は地名をテーマにした 「地名を語る、 地名が語る」 を巻頭特集に、 「雑賀屋町」 や 「狐島」 など、 人名や地形などに由来する地名を多数紹介。 普段何気なく目にしている地名に隠された歴史や文化をひもといている。

紀州の歴史や文化を紹介するページでは、 400年以上の歴史がある有田川町の保田紙を取り上げ、 その歴史や守り伝えられてきた伝統の技術、 誕生にまつわるエピソードなどを紹介。

明治から昭和初期の古い建物を巡る 「ノスタルジック探訪」 のほか、 真田庵こと善名称院の施設紹介など、 和歌山のもの知り博士になれる情報が盛りだくさん。

発行部数は1万6000部。 県庁や市役所、 市立博物館や子ども科学館など、 和歌山市内の約50カ所の公共施設で手に入る。

問い合わせは同社(TEL073・453・5700)。





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