2010年09月03日

02.政治・経済

和歌山市が美園町に不動産案内所、空き店舗有効活用へ

まちなか不動産案内所

7日にオープンするまちなか不動産案内所

中心市街地にある空き店舗などの不動産の有効活用や流動化を促すために、和歌山市は7日、同市美園町に 「まちなか不動産案内所」を開設する。 未利用の不動産などの情報をホームページ上で公開し、不動産所有者と入居希望者のマッチングを行い、住み方や店舗の利用方法なども提案していくという。 同日午前10時20分から、同店前でオープニングセレモニーが開かれる。

市中心市街地活性化事業の一環。 県宅地建物取引業協会に業務を委託し、 委託費用は1658万円。 事業期間は平成24年3月31日まで。

まちおこし推進課がことし5月に実施した目視調査によると、 JR和歌山駅やぶらくり丁、 南海和歌山市駅周辺の中心市街地には、 空き家60件、 空き店舗119件、 空き事務所21件、 空き地75件、 その他(事務所兼住宅など)214件あるという。 ぶらくり丁の空き店舗率は、 27・94%(平成22年4月調査)となっているなど、 中心市街地活性化のためには、 まちなかにある不動産を有効活用すること、 流動化させることが課題とされていた。

案内所は、 不動産所有者や仲介業者らから得た物件情報をホームページで登録し、 紹介。 買い手や借り手など利用者はそれを閲覧する。 条件に合う物件があれば、 その後、 不動産業者の仲介により所有者と利用者が交渉し、 契約に至る。 そのほかに、 勉強会や空き家めぐりツアーなどを随時開くという。 営業時間は午前10時から午後6時。

大橋建一市長は 「専門の人に入ってもらうことで、 空き店舗を利用するための交渉がうまく進むと思う」 と話している。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


02.政治・経済 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif