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生き物を捕まえてにっこり |
近畿最大級の和歌浦干潟(和歌山市和歌浦中)で5日、 観察会が開かれ、 親子連れら約40人がカニや巻き貝などの観察を楽しんだ。
和歌山大学教育学部生物学教室などが2002年から続けており、 ことしで16回目。 約35ヘクタールの干潟には300種類以上の生き物が生息しており、 「干潟レッドデータブック」 で絶滅寸前種に指定されている巻き貝イボウミニナ、 絶滅危惧種ヘナタリ、 ウミニナなど、 希少な生き物も多い。 子どもたちはバケツやスコップを持って干潟をじっくり観察し、 生き物を見つけては 「いてた、 いてた」 「おっきいぞー!」 と大はしゃぎだった。
同教室の古賀庸憲教授は 「たくさんの生き物がいる干潟は天然の下水処理場と言われるほど水や土の浄化能力が高いです。 和歌浦の干潟にはたくさんの生き物がいるんだと知ってもらえれば」 と話していた。
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