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呼吸の確認をする女性スタッフ |
救急の日の9日、和歌山市の和歌山ターミナルビル(株)とホテルグランヴィア和歌山、ジョワ専門店、近鉄百貨店和歌山店は合同で、地震を想定した合同防災訓練を行った。
各社の自衛消防隊ら約350人が参加。震度6強の地震が発生し、近鉄百貨店地下1階、ジョワ専門店5階グルメパーク内、ホテル6階宴会場で同時火災が発生したと想定した。
各フロアでは、中消防署の署員が自衛消防隊員らに避難誘導や負傷者の救助の仕方など指導。ジョワ専門店1階では、心臓に疾患がある客が地震のショックで心肺停止したとして、女性スタッフが救助にあたる人形を使った訓練が行われた。スタッフは「大丈夫ですか?」と声を掛け、呼吸を確認した後、AED(自動体外式除細動器)を使用し、心臓マッサージも施しながら心肺蘇生を続けていた。
心肺蘇生を指導をした消防士の上西伸哉さん(24)は「AEDだけでなく、胸骨圧迫とマッサージを根気よく続けることが大切」と話していた。
和歌山ターミナルビル(株)保安部の山下直臣保安課長(61)は「細かい指導も大きい声でしておりよかった。今回は現場へAEDの到着が遅れたこともあり、今後はもっと職員の能力を高められるよう検討していきたい」と話していた。
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