2010年09月10日

00.社会

20日にお城の動物園で第3回ZOOフェスティバル

第3回市民ZOOフェスティバル

「図鑑には載っていない話が聞けますよ!」と同センターのメンバー

わかやまNPOセンター(岩田誠理事長)は20日、和歌山公園動物園で、生物多様性年にちなんだイベント「第3回市民ZOOフェスティバル」を開く。お城の動物たちを、さまざまなメッセージを送ってくれる 自然界の大使 として、生物多様性を守ることの重要性を、動物園から発信しようという試み。同センターのメンバーで環境省の環境カウンセラーの高橋久富さん(52)は、地域資源でもあるこの動物園からメッセージを発信したい」と話している。

イベントは同センターが結成したお城の動物園応援隊を中心に、行政や市民、学校や企業などが協働で行う取り組み。

今回は、ただ単に動物と触れ合ったりするのでなく、少しアカデミックな要素を盛り込み、学習の場にもしたいという。動物ガイドボランティアらの「楽しいガイドツアー」は「命のつながり」がテーマ。さまざまな動物を観察しながら生態ピラミッドを参考に、人や自然、動物のつながりについて解説。動物の進化や地球温暖化が生き物に与える影響、生態系を守ることの大切さを学ぶ。

遊びを通して自然の不思議や仕組みを学ぶネイチャーゲーム、自然や動物と人間のかかわりを楽しく学ぶエコかるたのほか、発電自転車体験や太陽熱を使ったエコクッキングもある。県職員の環境学習講座では、レッドデータブックに記載されている生物などについて紙芝居やクイズで分かりやすく解説される。

同センターは「緑に囲まれ、自然環境について学べる絶好の場所。小さな動物園の良さを生かし 学べる憩いの場となれば」と話している。

参加無料。午前10時から午後4時半。問い合わせは同センター(TEL073・424・2223)。





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