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大橋建一和歌山市長は13日、開会中の市議会本会議で和歌山カジノ構想について、「大きな経済効果が期待できるが、誘致に巨額のコストが掛かり、経済効果が皮算用に終わり、無駄な投資に終わってしまう可能性もある。慎重に検討すべき」と述べた。井上直樹議員(市民クラブ)の一般質問に答えた。
大橋市長は、カジノ誘致について一般論として、青少年への教育上の悪影響や治安の悪化、ギャンブル依存症患者の増加など「マイナス面を挙げて猛反対する人が多い」と見解を述べ、市に関してはかつて、ボートピアや場外馬券売り場設置などで反対運動が起こったことを例に挙げ、「市民のさまざまな意見を聞かなくてはならない。今カジノ誘致に動かないのは行政の怠慢ではない」と述べた。
また、県内でカジノに関するシンポジウムが開かれるなどしている中で、市独自の勉強会・研究会の立ち上げについては、「国、県の動向を見ながら適時考えたい」とするにとどめた。
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