2010年09月14日

00.社会

和歌山刑務所作業製品常設展示場、5年目も認知度まだ低い

エプロンなど小物中心にそろう - 和歌山刑務所作業製品常設展示場、5年目も認知度まだ低い

エプロンなど小物中心にそろう

受刑者の更生を目指して。和歌山市加納の和歌山刑務所に隣接する作業製品の常設展示場が5年目を迎えた。近畿圏内で唯一女子受刑者のみが服役する同所は、平成17年に改築された。それまで受刑者による作業製品は、刑務所内の一部を利用して展示していたが、改築と同時に展示場を併設。現在、月に160人ほどが訪れているが、約半数は更生保護団体などの参観で、同所は「まだまだ認知度は低い」と話している。


同展示場には、全国の刑務所で製作された作業製品であるエプロンや靴、カバン、いすなど約1000点が並び、そのうち同所の製品は3割ほど。それぞれ市価の3分の2ほどで販売もされている。特に靴などは毎年買い換えるファンもいるといい、「軽くて履き心地がいい」と好評という。作業製品の売り上げの一部は、犯罪被害者支援団体へ助成している。

また、同所内には美容室も併設されており、市価の3分の1以下で受刑者が作業の一つとして施術を行っている。

同所は「受刑者が社会復帰に向けて作業に励んでいる姿を感じてもらえたら。気軽に立ち寄ってほしい」と話している。

展示は土曜・日曜・祝日を除いた午前10時から午後4時、美容室は月曜日から木曜日の午前8時半から午後4時(パーマ、染毛の受け付けは午後2時まで)。10月2、3の両日は、矯正展も開く。

詳しい問い合わせは同所(TEL073・471・2351)へ。





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