2010年09月19日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

日本は食育先進国、韓国メディアが名手小取材

紀の川市立名手小学校

食育授業の様子を撮影するKBSプロデューサー

食育番組制作のため、 韓国メディア大手のKBS放送 (本社大韓民国ソウル市)のプロデューサーが16日、 地域と連携し地産地消の取り組みを続けている紀の川市名手市場の名手小学校 (梅田卓校長、 231人) に取材に訪れた。 食育授業や、 給食の様子、 協同で食育に取り組む市環境保全型農業グループの畑敏之会長へのインタビューなどを撮影。 韓国の朝の番組 「生放送 『今日』」 の中で、 10月中に2回に分けて20分程度放送される予定。

同校が食育に取り組み始めたのは8年ほど前。 畑会長が毎朝、 地元で収穫した野菜を同校の給食センターに納品している。 畑会長と児童が学校で育てた野菜を給食に使用するなどしている。

韓国でも小学校の給食は完全実施されている。 しかし日本と違い食育への関心は低く、 国会でも給食に関して議論されるのは 「有料、 無料論争」 がもっぱらという。 同放送局が同校に注目したのは、 新潮社出版 「子どもを救う給食革命 (伏木享著)」 で取り組みが紹介されていたのがきっかけ。 同校の取り組みは 「日本の中でも先進的だ」 と評価した。

日本のほか、 ハンガリー、 フランスなども取材予定という。 同放送局プロデューサーのキム・チョルギュさん (30) は 「子どもたちは国の未来です。 その未来を大人がどうするかにかかわってきます。 健康で安心安全な食育に取り組む、 名手小学校を紹介する素晴らしい番組を制作します」 と話していた。





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