2010年09月25日

00.社会/04.文化・くらし

書画家の田中太山さんが近鉄で個展

「エネルギーを充電して」と田中さん - 書画家の田中太山さんが近鉄で個展

「エネルギーを充電して」と田中さん

本紙木曜日付け1面に連載している太地町出身の書画家、「ぼうず」こと田中太山さん(32)が、和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店5階で個展を開いている。29日まで。今回のテーマは「ぬくもり地蔵」で、書画家11年目にして初めて描いたという地蔵の絵が多数並び、田中さんは「この夏も暑かったし、皆さんお疲れでは。日々生きていくエネルギーを充電してもらえたら」と呼び掛けている。午前10時から午後7時。


田中さんは毎秋、同店で個展を開いており、ことしで4回目。毎回、会期中に約500人が訪れるという。 田中さんが書画家になったのは、20歳のころ。広島県で中国料理店を営んでいた時、看板やメニューなどすべて自分で作っていたところ、客から「プロでやっていけるんじゃない」と声を掛けられたのがきっかけだった。以来、師匠を持たず、独学で書画家として活動。名前に使われている漢字やひらがなの意味から詩やイラストを描く「名前の詩」は現在までに5万以上の依頼を受け、カレンダーも年間数万部売り上げるなど名をはせている。

今回、10年を経た新たなスタートとし、「誰でも描けるものと思って逃げてきた」という地蔵のイラストに挑戦。さまざまなサイズの作品が約70点並び、安らかな表情で祈る姿が温かな雰囲気を醸している。「いつも一緒」というメッセージと共に描かれた、小さな地蔵を大きな地蔵が包み込むイラストが特に来場者に人気という。

また今回、兵庫県の染織家、中田佑里子さん(33)とコラボレートしたきんちゃくやコースター、敷き布などのグッズも展示されている。
問い合わせは、同店(TEL073・433・1122)へ。





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