2010年09月25日

00.社会

高齢者の事故防止へ岩出の4機関が合同啓発

玄関で各機関から啓発を受ける高齢者 - 高齢者の事故防止へ岩出の4機関が合同啓発

玄関で各機関から啓発を受ける高齢者

秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、岩出地区地域交通安全活動推進協議会などは24日、岩出市内の高齢者宅を訪問し交通安全を呼び掛けた。参加したのは、同協議会ほか、岩出署、那賀消防組合、関西電力(株)の4機関。10年ほど前まで実施していたが一時中断しており、同協議会の駒木博会長の呼び掛けで再開した。駒木会長は「昨年は高齢者の事故が多かった。戸別に訪問することで、少しでも事故防止に貢献できれば」と話した。

県警によると、 昨年、 県内65歳以上の高齢者の交通事故死者数は、 全体の63%にあたる32人。 内訳は、 歩行中、 車に同乗中がそれぞれ9人で最も多かった。 歩行中では比較的見通しの良い交差点で発生しており、 夜間の発生が5件だった。

今回、 同協議会は特に 「夜間の歩行に気を付けて」 と反射材と啓発チラシを配布。 そのほか、 警察が 「振り込め詐欺の防止」、 消防が 「住宅火災報知器の設置」 などの啓発、 関電が 「配電盤の漏電がないか」 の調査を行い、 高齢者宅約10軒を訪ねた。

訪問を受けた同市高塚の一人暮らしの女性 (80) は 「夫がいなくなり、 一人では分からないことが多いので、 声を掛けてくれるのはありがたいです」 と話していた。





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