2010年09月26日

00.社会

県消防学校で卒業訓練

車に閉じこめられた人を助け出す - 県消防学校で卒業訓練

車に閉じこめられた人を助け出す

和歌山市冬野の県消防学校(半田和雄校長)で24日、初任教育第34期生38人が卒業式を前に保護者や関係者へ、半年間の訓練の成果を披露した。

和歌山市消防局を含めた、県内12消防本部の18歳から27歳までの消防士が4月6日に入校し、消防ポンプ車を使った消火活動や救助訓練など現場で生かせる技術を養ってきた。この日、消防士の保護者や家族など約90人が見守った。

入校生は、「声出せ」「いくぞ」など大きな声を掛け合いながら、水平に張った20メートルのロープを渡ったり、高さ約20メートルの位置から地上に向かってロープをつたって降りるなど、これまでの積み重ねを見せつけた。また、車両に人が閉じこめられたと想定した訓練では、チェーンソーで車体をこじ開け、素速く助け出すなど本番さながらの気迫で取り組んだ。訓練の終わりには、「一救入魂」「人生一生 消防人」という旗が上がり、観客から大きな拍手が送られた。

半田校長(58)は、「人を助けるためには、高度な技術を身に付けることが大切。先輩からも指導を受け、第一線で活躍できる立派な消防人になってほしい」と話していた。同日、卒業式も行われ、入校生は早ければ翌日から各消防本部に戻り、第一線で勤務する。





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