2010年09月29日

00.社会

片男波自治会防災部が「協力者」に認定書

片男波自治会防災部

協力者に配られた認定書

4年前、災害時に援護を必要とする人と、援護者を救助する協力者両方を登録する制度を始めた片男波自治会防災部(玉置成夫部長)はこのほど、協力者に対し、額入りの認定書を配った。玉置部長(73)は、地域住民へ認定書を玄関に飾ることを推進し「災害はいつ起こるか分からない。常に自分は協力者であることや防災意識を忘れないようモチベーションを継続してほしい」と話している。

片男波地区は、410世帯、1100人が住み、約4割が高齢者(65歳以上)と市内の中でも高齢化率が高い。そのため、災害が発生した際に自力では逃げ出せない高齢者をサポートしようと、災害時助け合い登録書を作成。毎年、全世帯に登録書を渡し、登録を募っている。ことしは、要援護者が12世帯、協力者が66世帯の登録があった。

ことし夏ごろ、同部役員らの話し合いで、「協力者である意識を持ってもらおう」と認定書を作成する案が出たという。認定書は5・5×20センチで、目につくよう玄関に飾ってもらうため、額に入れた。4年前から協力者として登録のあった98世帯すべてへ配布し、常日ごろの防災意識に働き掛けている。

玉置部長は「防災は、『飽きず、疲れず、休まず』が大切。地域力が減災につながるのでは」と話している。

同部は平成17年に発足。地域の運動会に防災を盛り込んだり、災害時を想定し、実際に水を地域から集める訓練をするなど先進的な取り組みを重ねている。





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