2010年09月29日

00.社会

5人の女性警察官巣立つ

和歌山県警察学校

校歌を歌う卒業生

和歌山市木ノ本の県警察学校(形部博安校長)で29日、初任科第124期生(短期課程)の卒業式が行われ、22歳から32歳の42人(うち女性5人)の警察官が第一線へと巣立った。

県警は現在、女性警察官を積極的に採用しており、ことし4月に入校した124・125期生のうち女性警察官は10人と過去で最も多く、短期課程でも最多という。

形部校長は総代の森大輔巡査(28)に卒業証書を手渡し、「自ら求めて経験を積み、困難に果敢に立ち向かい、自らの糧にしてほしい」とはなむけの言葉を送った。山岸直人本部長は「常に研さんを重ね、警察官としての技量や器量を養い、県民に頼りにされる警察官になって」と式辞した。森巡査は謝辞で、学校生活について振り返り「かけがえのない同期や教官を持てて誇りに思う。思い出を大切に新たなスタートを切りたい」と大きな声で述べた。校歌斉唱では涙を流す卒業生もおり、それぞれが県民を守る決意を新たにした。

成績優秀者として学校長賞を受け、岩出署へ配属される中川樹理巡査(27)は、事故を起こした時の警察官の対応を見て志したといい、「交通事故をなくせるよう努力していきたい。夢は白バイに乗ることです」と話していた。

卒業生は同日付けで県内14署へ配属された。





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