2010年09月30日

00.社会

和歌山市のレンタサイクル好調

観光レンタサイクル

市観光土産品センターに設置されているレンタサイクル

和歌山市が7月に開始した「観光レンタサイクル」が好調だ。貸出料金(普通自転車100円、電動アシスト付自転車500円)の低額設定が利用者にうけているようで、2カ月で稼働台数は593台となり、まちおこし推進課の担当者も「想像していたよりは台数が増えている」と手応えを感じている。

自転車の貸出場所は、市内8カ所。先月19日からは、稼働率の低い和歌山ロイヤルパーキングを廃止し、市観光土産品センターに新たに新設した。稼働台数の約半数はわかちか広場(JR和歌山駅地下)で、普通自転車の稼働率が100%を超える日も出てきた。

同課によると、利用者の約8割は他府県からの観光客だが、市民の利用者がリピーターになることも多いという。何度も利用する人には、貸し出し手続きを簡素化するために番号と名前を記入したカードを発行している。

レンタサイクルが好評のため、市内の観光施設からは「協力したい」という声も。 また、 他府県の市町村が視察に訪れ、問い合わせも増えているという。同課は「来年度に協力施設を増やせれば」と話す。

観光レンタサイクルは、県の緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用した事業で、2年間継続できる。この間は「調査期間」の意味合いもあるが、新たな需要が掘り起こせたなら、観光客以外に市民も主な利用者となる「コミュニティサイクル」への進化も見えてきそうだ。





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