2010年10月01日

00.社会

たま電車と絵本ぐるぐるがコラボ

絵本ぐるぐるinたま電車

ボランティアの読み聞かせを楽しむ園児

和歌山電鐵(株)(小嶋光信社長、本社=和歌山市伊太祈曽)とわかやまNPOセンター(岩田誠理事長)が同市美園町で運営する「絵本ぐるぐる」は30日、たま電車内の本棚の活用していこうと「絵本ぐるぐるinたま電車」を開設した。新しく175冊の絵本が同電車に貸与されたことで200冊を超える本が並んだ。同センターの児玉夏希さん(30)は「電車に乗っている時間をつかって絵本を楽しんでほしい」と話していた。

たま電車に絵本が数十冊しかなかったので、充実させたいと思っていた電鐵側に、ことし5月ごろNPO側が協力を引き受けたのがきっかけ。同センターの絵本を、 無料で貸し出すことになった。

『くれよんのくろくん』(童心社)、『はらぺこあおむし』(偕成社)、などの絵本が「ピックアップ」として横並びに6冊、そのほか「お勧め作品紹介コメント」が書かれた本が3冊ある。絵本は半年をめどに数や状態を見て入れ替えていくという。

開設記念として同日、同市禰宜の市立和佐幼稚園(酒井美智子園長)の園児と保護者80人が招待され、さっそくボランティアの読み聞かせを楽しんだ。

園児らは大型絵本『へんしんトンネル』(金の星社)が始まると、「知ってる知ってる、大好き」と絵を見ながらゴリラやロボットなど登場人物になりきって言葉をまねるなど絵本の世界に入り込んでいた。

たま電車によく乗るという横矢琴心乃ちゃん(6)は「言葉が変わっていくとこが面白かった」と話していた。





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