2010年10月04日

00.社会

みんなの学校図書館、貸し出しスタート

歌山市ぶらくり丁商店街内の「みんなの学校」

利用者と本について語る石田さん右

和歌山市ぶらくり丁商店街内の「みんなの学校」の地下1階空きスペースを活用し、開設準備が進められていた私設図書館「わたしの図書館ミルキーウェイinみんなの学校」が3日、プレオープンした。

館長で会社員の石田通夫さん(57)も駆け付け、この日40人以上が会員登録し、さっそくお気に入りの本を探し、手に取っていた。

「わたしの図書館ミルキーウェイ」は、石田さんがすでに運営している図書館の名称。「天の川」を意味する「ミルキーウェイ」には、「織り姫とひこ星をつなぐように、本と人、人と人とを結ぶ場所に」との願いが込められている。

石田さん自身の蔵書に加え、寄贈を受けた本がずらり。文学や小説などを中心に、歴史やビジネス書、漫画や趣味、娯楽など幅広く2万冊近くが並んでいる。中には、昭和20年代に発行されたファッション、文芸雑誌など青春がよみがえるような貴重なものも。

石田さんは「公設図書館とは違い、時代の雰囲気を残したい。和歌山、特にこのぶらくり丁という場所ではそれが可能だと思う」と思いを込め、「ぜひさまざまな人生とつながった本に会いに来てください」と呼び掛けている。

近々開かれる読書会で本格オープンする予定。本を借りるには、会員登録(無料)が必要。一人5冊までで、期間は2週間。問い合わせはみんなの学校(TEL073・460・2028)。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif