2010年10月08日

00.社会

高松小児童がハマユウの種植え

和歌山市立高松小学校

「芽が出るといいな」と子どもたち

和歌山市東高松の市立高松小学校(川端良幸校長)の4年生3クラスの児童83人が7日、ハマユウの種植えを校庭で行った。育った苗は来年、県史跡「水軒堤防」がある同市西浜の水軒の浜沿いの遊歩道に植えられる。子どもたちは、自分たちが育てたハマユウが水軒の浜に並び咲く日を楽しみにしている。

西浜地域共育コーディネーターの奥津尚宏さん(67)と、水軒の浜を整備し西浜中学校生徒と松などを植えている市民団体「水軒の浜に松を植える会」、西浜中同窓会「はまゆう会」が協力。同中学校区にある同小と雑賀小、雑賀崎小学校に呼び掛けて初めて実施した。

奥津さんは教室で、「水軒の浜」の場所や、今は工業団地になっているが埋め立て前はきれいな海だったこと、50年以上前の小学生たちはそこで泳いだこと、西浜中校歌にハマユウが出てくることなどを紹介。その後校庭に出た子どもたちは、小さなポットに自分の名前を張り、土、種、土と丁寧に入れていった。中嶋夢生君(10)は「水軒の浜は知らなかったけど、ハマユウの花は知ってる。でも芽が出るのが来年5月なんてびっくりした」。種治慧君(9)は「ちゃんと育てて大きくして花を咲かせたい」と笑顔。見守っていた川端校長(57)は、「子どもたちが地域に関心を持つきっかけになると思います」と話した。





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