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大きな声で発表する岡巡査 |
警察官としての職責を認識させようと、和歌山市木ノ本の県警察学校(形部博安校長)で13日、意見発表会が開かれ、9月に入校したばかりの初任科第126期生(短期課程)8人がそれぞれの思いを発表。最優秀賞に交通事故で父親や祖母を亡くした経験をもとに意見を述べた岡公巡査(23)、優秀賞に名島慶造(29)、貴志朋浩(27)両巡査が輝いた。
岡巡査は、中学生のころに父親と祖母が交通事故で亡くなった記憶を回想し、事故を受け入れることができなかったことを振り返った。自身がバイクや車の免許証を持つようになり、加害者としての立場から考えたといい「免許証を持つということは、それだけのリスクを背負っていると理解している人はどれだけいるでしょうか」と問い掛けた。そして父親らが、事故の際にシートベルトをしていなかったことから、 「シートベルトを必ずつけることの大切さを1人でも多くの人に訴え、2人の死をプラスにしていくことが私の選んだ道です」と声を張り上げた。
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