2010年10月14日

00.社会

和歌山市文化表彰受賞者決まる

和歌山市文化表彰

平成22年度和歌山市文化表彰の受賞者が決まった。 文化賞には華道家の岡田脩氏(71)、文化功労賞には写真家の由木毅氏(66)と洋画家の故倉田純三氏(享年78)、文化奨励賞には落語家の山本通広(芸名・桂枝曾丸)氏(42)と演劇集団和歌山(植田幸男代表)が選ばれた。 授賞式は11月16日午前11時から、和歌の浦アート・キューブで行われる。

和歌山市文化表彰

文化表彰は昭和57年に開始し、 ことしで29回目。 受賞者には副賞として30万円が贈られる。 文化賞の岡田氏は、 昭和24年に嵯峨御流に入門し、 同34年に華道師範。 現在は嵯峨御流華務長に就任し、 日本いけばな芸術協会理事を務める。 多くの作品が海外に向けた書籍で紹介されるなど華道普及の功績が評価された。

文化功労賞の由木氏は、 鳥取県境港市出身。 43歳から本格的に写真を始め、 平成3年から同12年まで日本フォトコンテスト1位。 同年には日本芸術出版社AMATERAS展グランプリを受賞。 水中の世界を写した写真は世界中から注目されている。

故倉田氏は、 昭和34年に和歌山大学を卒業後、 中・高校で教壇に立ちながら洋画を描き続けた。 昭和42年に安井賞展入選、 平成22年の第63回示現会展でパリの古い町並みを描いた 「街角にて」 が最高賞の一つ大内田賞を受賞した。

文化奨励賞の山本氏は、 昭和62年12月に五代目桂文枝に入門し、 平成10年に二代目枝曾丸を襲名。 同11年から 「和歌山弁落語」 「新作人情ばなし」 の制作を手掛け、 「和歌山のおばちゃん」 はおなじみのキャラクター。 落語以外にも青少年育成活動や更生保護活動などにも積極的に取り組んでいる。

演劇集団和歌山は、 昭和45年に当時の和歌山演劇研究会や和歌山大学演劇部などのメンバーを中心に設立。 以来、 毎年公演を行い、 古典や現代作家、 オリジナル作品以外に和歌山を題材にした作品を数多く発表している。





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