2010年10月19日

00.社会

紀の川の宮本静さんがCDデビュー

宮本静さん

デビューライブで熱唱する宮本さん(本町ラグタイムで)

紀の川市在住の宮本静さんがファーストシングルCD「あんたの済州島(しま)へ」をリリースし、念願の歌手デビューを果たした。ミュージックマート・エンタテインメント(有)(和歌山市狐島、岩橋和廣代表)が新たに立ち上げた音楽レーベルの第1弾。16日にはライブハウス「本町ラグタイム」などでデビューライブを行い、「皆さんの心に届く歌を一生懸命歌っていきたい」と夢を語った。

新レーベルは、インターネットなどから発掘した地域の音楽を、ツイッターやユーストリームを通して全国発信し、音楽による地域活性化を図るのが目的。レーベル名は社名と同じ、 音楽の市場を意味する「ミュージックマート」と付けた。CDは地域のショップや書店のほか、インターネットショッピング大手アマゾンでも販売していく。

宮本さんは島根県出身。小学4年から紀の川市で暮らし、アラフォー世代で2児の母親。 現在はカラオケ教室を開講している。NHKBS歌謡選手権で優勝するなど、さまざまなコンテストでも活躍。ゴスペルから演歌まで歌いこなし、ことしからはライブハウスでの活動もスタートさせ、夢だったCDデビューに向けて着実に取り組んできた。

今回の2曲は同市のシンガーソングライター、TAKUさんが作詞、作曲。「あんたの済州島へ」は、同市の姉妹都市がある韓国・済州島を舞台に、大好きなふるさとを離れて嫁いでいく女心を歌った。済州島から同市に来ていた交換職員に訳詞を依頼し、発音指導も受けて、CDにハングルバージョンも収録した。カップリング曲の「紀の川のほとりに」は乳がん撲滅ピンクリボン運動のキャンペーンソングで、同市出身の医聖・華岡青洲の思いを感情込めて歌い上げている。

この日のライブにはTAKUさんも祝いに駆け付け、「心持って歌っていただける方。この曲を済州島でもPRしていければ」とエール。岩橋代表は「レーベルの立ち上げにふさわしい歌い手が見つかった。レーベルを通して地域で頑張ってやってる人、音楽を世界へと発信していきたい」と話していた。





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