2010年10月21日

00.社会

全国保育研究大会が開会

第54回全国保育研究大会

あいさつする全国保育協議会の小川会長

第54回全国保育研究大会(全国社会福祉協議会など主催)が20日、 和歌山市小松原通の県民文化会館で開会した。 和歌山での開催は32年ぶり2回目。 全国から保育所関係者など約1700人が参加し、 全国保育協議会の小川益丸会長は 「激動の時代だからこそ、 20年後を見据えて子育て環境をつくっていく責務が認可保育所に課せられている。 その使命を強く認識し、 今後の保育の在り方を考えていきたい」 とあいさつした。 日程は22日までの3日間。

開会にあたり、 県保育所連合会の森田昌伸会長は県の世界遺産などを紹介し、 「皆さんが快い気持ちでお帰りいただけるよう、 おもてなしの心で精いっぱい頑張ります」と歓迎。 名手保育所の西川英子所長が 「児童は人として尊ばれる」 と児童憲章を朗読した。 仁坂吉伸知事と大橋建一市長も来賓で出席。 仁坂知事は、 県のパンダの子育て環境は世界一だと自慢し、「ぜひ人間の方も世界一にしたい。 行政に生かせるよう、 いい成果を期待しています」 と祝辞を述べた。 最後は鳴神保育所の馬場晴子所長が 「子どもの育ちを主体とした次世代育成施策を」と題した大会アピールを宣言、満場一致の拍手で採択された。

2日目は6会場で11の分科会を開き、 保育者の資質向上、 家庭と連携した食育、 新たな保育制度の動きなどについて学習。 「徳川御三家 紀州の文化をさぐる」 と題した和歌山ならではの分科会も開かれた。 最終日の22日は高野山真言宗の松長有慶管長が 「いのち輝け」 をテーマに記念講演する。
県内から全国保育協議会会長表彰(計274人)を受けたのは次の皆さん。

大河内千恵(紀の川市立西貴志保育所所長)、 深日加代子(同市立こばと保育所所長)、 山名德子(しろがね保育園園長)、 岡畑和子(和歌山市立砂山保育所所長)、 坂口澄子(同市立名草保育所所長)、 岡田博行(さんた保育園園長)





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