2010年10月22日

02.政治・経済

知事選立候補予定者公開討論会

県知事選の立候補予定者による公開討論会

討論会で県政への考えを語る仁坂氏左、 藤本氏中、 洞氏

県知事選の立候補予定者による公開討論会(日本青年会議所近畿地区和歌山ブロック協議会主催)が21日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、すでに立候補を表明している現職の仁坂吉伸(60)=無=、元県議の藤本眞利子(56)=無新=、JR西日本シニア社員の洞佳和(62)=無新=の3氏が参加。 景気対策、財政、教育問題などについて約2時間、それぞれ意見を戦わせた。


約300人が参加。 和歌山大学経済学部の足立基浩教授がコーディネーターを務め、 3人の所信表明に続いてテーマを決めて討論した。

仁坂氏は財政再建、 企業誘致、 医大の定員拡大など1期目の実績を訴え、 「もっとレベルアップしていかなければいけない」 と2期目への意欲をアピール。 政策については 「皆さんに喜んでもらうための嘘はつけない」 とし、 県民の辛さを緩和させる具体的な策を考えて、 必ず出る副作用を防ぎながら、 着実に進めていくことを強調した。

藤本氏は景気対策として 「即効性の高い道路整備に焦点をしぼりたい」 とし、 財政についても景気対策を最優先に支出していくと訴えた。 現県政については 「今の財政では県民の暮らしを守ることは不可能」 とばっさり切り捨て、 「県の財政健全化を優先するのか、 県民の暮らしを優先するのか、 それを問われている選挙だ」 と今回の争点を示した。

洞氏は 「皆さんの声を県政に反映させて、 一次産業を県の基幹産業として再生したい。 不要な支出を削り、 財源を有効に活用して福祉を前に進める」 とし、 大型開発事業よりも生活に軸足を置くと強調。 カジノ誘致については仁坂氏が 「限定的に賛成」、 藤本氏が 「検討中」 としたのに対し、 洞氏は 「どんなことがあっても反対」 と全面否定した。

討論会は 「政策による選挙を」 と、 日本青年会議所が昨年から開催しているもの。 同協議会では 「政治への無気力、 無関心をなんとか脱却できるよう今後も活動を続けていきたい」 と話している。

討論会の様子は31日午後8時からテレビ和歌山で放送。選挙は11月11日に告示、28日に投開票が行われる。





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