ジャズマラソン、1万3000人が和歌浦の涼風を満喫

秋のシーサイドコースを駆け抜ける 「第10回和歌浦ベイマラソンwithジャズ」 (通称ジャズマラソン、 和歌山市など主催)が24日、 和歌山港から和歌山マリーナシティにかけての周辺コースで開かれ、 過去最多となる1万3718人がエントリー。 沿道の8カ所では県内のグループによるジャズライブが行われ、 参加者はあちこちから聴こえてくる軽快なメロディーに身を任せて、 和歌浦の爽やかな風を満喫した。

今大会ではハーフマラソンは和歌山港、 10キロ部門はマリーナシティとスタート地点を分散させ、 昨年設定した1万人の人数制限を解除することで、 最もにぎわいのある大会になった。 遠方は北海道から8人、 沖縄から1人が参加。 男子は8980人、 女子は4738人で全体の35%だった。
開始式はマリーナシティのスタート地点で行われ、 大橋建一市長は 「10回目を迎え初めて1万3000人を超えた。 日本のマラソン100選にも選ばれている大会です。 私も2キロで走ります」 とあいさつ。 メダリストのエリック・ワイナイナさん、 市橋有里さんの2人がゲストランナーとして参加し、 エリックさんは 「きょうは全力で楽しく、 笑顔で帰ってきてくださいね」 と流ちょうな日本語で選手を激励。 市橋さんも 「エリックと札幌国際ハーフマラソンで一緒に優勝した仲なので、 大会を一緒に盛り上げていきたい」 とあいさつした。
この後、 大橋市長のピストルを合図に10キロ部門とハーフマラソンが同時にスタート。 中にはチャイナドレスを着た男性などユニークな仮装ランナーもおり、 ゴールした参加者には県特産のミカンや梅干しがプレゼントされた。 各種目の1位は次の皆さん。

◇ハーフマラソン【男子】高校生~39歳=宮崎展仁(有田)1時間10分51▽40~59歳=平林直樹(和歌山)1時間15分10▽60歳以上=玉本英明(大阪)1時間25分26【女子】高校生~39歳=重成かおり(大阪)1時間26分34▽40~59歳=岡田寿美(同)1時間30分06▽60歳以上=大倉節子(同)1時間43分45【チーム対抗】高校生以上男子=e―らんず5時間17分14▽同女子=KRC☆蛙人8時間4分21▽同男女混合=大阪ランナーズ5時間29秒17

◇10キロ【男子】高校生~39歳=上山博也(京都)31分41▽40~59歳=山下智弘(兵庫)34分30▽60歳以上=岡崎正次郎(三重)39分59【女子】高校生~39歳=堀岡智子(大阪)40分35▽40~59歳=森下伸子(大阪)41分42▽60歳以上=中川博子(大阪)44分28【チーム対抗】高校生以上男子=ユニバーSCA2時間16分28▽同女子=WAKABA4 3時間27分30▽同男女混合=体大オールドA2時間42分29

◇5キロ【男子】中学生=橋詰大慧(海南)16分55▽高校生~39歳=安井美明(和歌山)16分34▽40~59歳=南藤宏和(奈良)16分53▽60歳以上=樽谷剛(神奈川)19分40【女子】高校生~39歳=若林有香(海南)19分11▽40~59歳=本間明子(兵庫)21分30▽60歳以上=嶋渡和子(大阪)22分22【チーム対抗】中学生男子=信太A1時間10分29▽高校生以上男子=カイナンマン1時間18分34▽同女子=近大泉州A1時間27分58▽同男女混合=和大陸部OGB1時間41分53

◇3キロ【男子】小学4~6年生=前久保雄貴(紀美野)11分01【女子】小学4~6年生=橋本美来(和歌山)11分24▽中学生=細峪由麻(紀美野)10分50【チーム対抗】小学4~6年生男子=紀の国AC―A46分47▽同女子=紀の国AC―A53分55▽中学生女子=陸友爆走族46分08