和歌山中RCが25周年で記念事業

和歌山中ロータリークラブ (小嶋克己会長)は創立25周年を記念し23日、和歌山市加納の和歌山刑務所図書館に洋書約600冊を贈った。

同クラブは1985年の創立以来、社会奉仕活動の一環として同刑務所への行事参加や必要な物品を寄贈。洋書の寄贈は同刑務所の受刑者約650人のうち、外国人は約100人がいるため、母国の言葉に触れて余暇を楽しみ、支援があることを感じてもらえたらと以前から行っている。

今回はこの活動に共感し協力していた姉妹クラブであるサイパンRCに加え、サンペドロRC (フィリピン) が賛同。3カ国で協力し事業を行うのは初めてとなった。

また記念式典が同日、同市のモンティグレ (ダイワロイネットホテル和歌山) で開かれ、会員や海外の姉妹クラブのメンバーら約100人が盛大に祝った。

記念事業として、フィリピンでの大学4年間の学費と生活費を支援する 「大学奨学生プロジェクト」 で在学中の奨学生2人を式典へ招待した。

小嶋会長は 「奉仕は自分の目で見ることができる事業を基本としている。 国が別であっても長年続けられたのは人と人のつながりがあったから」と継続してできることへの喜びを語った。