2010年10月28日

00.社会

ミシュラン星付シェフ監修へ、モンティグレ婚礼料理

モンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)

「地元産食材も積極的に使いたい」と唐渡さん

料理の格付け本『ミシュランガイド』星付シェフの監修で最上質の料理を提供。大阪市内のフランス料理店でオーナーシェフを務め、ミシュランガイドで星を獲得した唐渡泰さん(46)が、和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)の婚礼・宴会料理を総合プロデュースする。唐渡さんは「マニュアルではなく感性で勝負。お客様が喜んでくれる料理を作りたい」と意気込みを語っている。同ホテルが星付シェフの監修を受けるのは初めて。

唐渡さんは、「フレンチレストラン リュミエール」(大阪市中央区心斎橋)と「リュミエール レスプリカ」(同市難波)のオーナーシェフとして活躍し、静岡県伊豆市の「リュミエール アルカナイズ」もプロデュース。ミシュランガイド京都大阪2010、同ガイド京都大阪神戸2011で星を獲得するなど、日本を代表するフレンチシェフだ。

宴会部門は今秋から監修を開始しており、婚礼部門は現在料理内容を考案中で、来年1月以降から新メニューに一新される。野菜を多く使うことをコンセプトとしつつ、アワビやフォアグラなど高級食材とのマッチングも重視。「ハレの日の食事だから、おいしい、楽しいが第一。プラスアルファとしてヘルシーになれば」。

宴会や婚礼の場合、大人数の料理を一度に作らなければならないことについて、「制約があるのでワンパターンになりがちだが、タイムスケジュールを見直すなどすればレストランに近付ける」と自信をのぞかせる。和歌山は海産物や野菜など新鮮な食材の宝庫というイメージがあるといい、「地元産の食材も積極的に使いたい」と話す。

唐渡さんは「婚礼では料理も空間も脇役。主役は人。その人が喜んでくれるものを作りたい。クリエイティブな料理を追求したい」と話している。





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