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ボーリング調査する業者 (運動場予定地) |
老朽化に伴う紀の川市粉河の市立粉河中学校移転問題で、 市は27日、 約10人の反対派住民の立ち会いの下、 移転先用地のボーリング土壌調査を開始した。
同用地は同市粉河地内の約3万2300平方メートル。 調査は用地内の20カ所で行い、 深さ1~2メートルの土壌を採取した。 用地西側の運動場予定地は反対派住民の要求で深く調べた。 市は今回の調査で、 「移転用地は汚染されている」 と一部の住民らが移転反対の要因として挙げている事実を払拭したい狙いがある。
同用地をめぐってはは、 反対派住民が 「過去にコンデンサ製造工場があり、 機器置き場から絶縁油などに含まれていた環境汚染物質PCB (ポリ塩化ビフェニル) が流れ出し、 土壌が汚染されている可能性がある」 と主張。
一方、 市は 「この用地は、 過去に生コン会社がコンクリやブロックを乾燥させるために資材置き場兼作業場として使っていたと聞いている。 当時は合法だったコンクリの破片が埋まっている可能性はあるが、 PCBなど検出されるはずがない」 と反論している。
分析結果は、 調査業者から市に提出される。
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