2010年10月29日

00.社会

高校生がぶらくり丁周辺で菓子など販売、商業教育フェスタ

第5回商業教育フェスタ

「いらっしゃいませ!」 歩行者に試食を勧める生徒ら

日ごろ学んでいることを実践し、地域を元気にしていこうと「第5回商業教育フェスタ」が29、30の両日、和歌山市のぶらくり丁周辺で開かれている。初日に開会式が行われ、県立和歌山商業高校(宮下和己校長)バトン部の演技も披露された。アーケードでは県内16校約300人が菓子や野菜、漬け物などを物販しており、商店街内は朝からにぎわいを見せた。

商業教育フェスタは、県内の商業を学ぶ生徒らに実際に販売などを通して、その素晴らしさを知ってもらおうとことしで5回目。年々、地域との連携を深めており、アーケードをはじめ、まちなか交流スペース 「みんなの学校」 、複合商業施設フォルテワジマでも研究発表会などを併催。今回は県立紀伊風土記の丘(同市岩橋)の勾玉(まがたま)販売や、商店街内の各店舗をインタビューしてCMづくりに取り組むなどフェスタ拡大に向けて展開している。

開会式はみんなの学校前で開かれ、県和商の宮下校長(57)が 「いろんな工夫で和が広がってきている。県内の商業教育が一堂に集まっているのでぶらくり丁を舞台に頑張ってほしい」 、市中央商店街活性化委員会の松本裕司委員長(54)は「シャッター街と言われるが、収益地としては一番と今でも思う。若い人と連携することで刺激を受けて頑張ろう」とあいさつした。

各校の販売では、県商業教育研究会統一ブランド 「なごみあきない」 のせんべい、クッキー、あられなどが並んだ。商店街内には生徒たちの 「いらっしゃいませー」 「試食もありますよ」 という大きな声が響き渡り、お年寄りや親子連れらが立ち止まって商品を買い求めていた。あられを販売していた県和商2年の大橋美穂さん(16)は「体験できていい経験に。ぶらくり丁の活性化につながれば」 と話していた。

30日は午前10時から午後4時まで。 B級グルメプレゼンテーション、生徒実行委員会による○×クイズ大会などもある。





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