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展示が決まった南米産ナマズ |
海南市船尾の県立自然博物館に27日、 南米アマゾン原産の大型ナマズ 「レッドテールキャットフィッシュ」 が仲間入りした。
19日、 和歌山市秋月の水路で近所の男性が発見し、 県内で初めて捕獲された。 ペットとして飼育されていたとみられる。 これまで滋賀県で4例、 東京都、 茨城県で1例ずつ捕獲が報告されている。
その名の通り、 赤い尾が特徴。 キャットフィッシュは英語でナマズの意。 体長約58センチ、 体重3・15キロ。 頭部は丸く、 4本のひげがあり、 黒い背中、 白い腹部と色がくっきり分かれている。 丈夫な生き物で飼育しやすいが、 最大130センチにもなる大型種のため、 野外投棄や脱走がこれまでも報告されている。 もし野外に出た場合、 在来種などを食べて生態系を壊す可能性もあるが、 南米産の生き物のため日本での越冬は難しいという。
同館は 「身勝手な投棄はペットにとっても大きな災難。 最後まで責任を持って飼育して」 といい、 啓発の意味も込めて展示する。
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