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本紙にも幾度となく登場し、 「やっさん」 の愛称で親しまれた県ユネスコ連絡協議会名誉会長、 保田耕志さんが31日午前零時15分、 胃がんのため同市打田の公立那賀病院で死去した。 70歳。 旧打田町 (現紀の川市) 出身。 自宅は同市東大井269。 通夜は同日、 告別式は1日に同市窪の葬祭ホール荘厳で行われた。 喪主は長男章男 (あきお) さん。
保田さんは昭和59年まで粉河町役場の同和室で勤務。 同53年には全国に先駆けて結婚にまつわる民主化運動 「身元調査お断り運動」 を始めた。 昭和62年からは 「西光万吉先生を偲ぶ会」 を主宰し、 人権活動家として知られる西光の功績周知に貢献した。
ユネスコ活動にも尽力し、 亡くなる直前まで平和な社会づくりを目指して活動。 平成20年12月に社会教育功労者として文部科学大臣表彰を受けている。
また、 保田さんが企画開発にかかわったスポーツ 「バスケットピンポン」 では、 同競技の協会事務局長を務め、 「バスピン名人」 として和歌山市などで開かれた大会でも活躍、 参加者を楽しませた。
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