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質問を投げ掛けながら講義する養父教授 |
文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている県立向陽高校(板橋孝志校長)=和歌山市太田=は5日、科学について関心を深めてもらおうと大学から研究者を招き、 「大学の研究者から科学を体験的に学習する」 をテーマに実験講座を開いた。
向陽高環境科学科1年、向陽中154人が受講。磁力、生物多様性、光、遺伝子などさまざまなキーワードを基に5人の大学教授が生徒に科学の面白さを伝えた。
和歌山大学システム工学部環境システム学科の養父志乃夫教授の講座では、 「都市における森林の役割」 と題して阪神淡路大震災の時、「森林が道路などが焼けるのを食い止めることができた」 、 「延焼や家屋倒壊の防止にもなる」と写真を例に講義した。生徒らは森林の防災効果に驚いた様子で、モニターを見ながらメモを取るなど熱心に受けていた。同高校1年の鈴木束紗さん(16)は 「普段気に掛けない森が私たちの暮らしにどんな影響があるか学べた。進路の参考にしたい」 と話していた。
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