2010年11月11日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

KOKO塾のシャッターアートが完成

イベントスペース 「KOKO屋 (ココヤ)」

紀の川市の県立粉河高校、 地元商店街と和歌山大学が連携してまちづくりに取り組んでいる 「KOKO塾・まなびの郷」 は、 ことし6月に商店街のビルにオープンさせたイベントスペース 「KOKO屋 (ココヤ)」 のシャッターにアート作品を完成させた。 先日は第5回オープンカフェとシンポジウムも開き、 来年10周年を迎える精力的な活動が地域に根付いてきている。

シャッターアートは同校美術部の生徒たちが完成させた。 大きさは縦2メートル、 横1・5メートル。 白地に 「KOKO屋」 の屋号と、 色とりどりの花を描いた。 「粉河」 をイメージした緑色で波紋のようなデザインも加えた。

生徒たちは、 ことし8月ごろにKOKO塾まちづくり班から依頼を受け企画。 10月から1カ月かけて完成させた。 2年生の楠和佳奈部長 (17) は 「この商店街に作品を残せて良かった。 昔みたいに町に元気が出るとうれしいですね」 と話している。また、同部では「依頼があれば今後もシャッターアートを増やしたい」と意欲的だ。

シンポジウムでは3人の生徒を交えて、 まちづくりについて話し合った。 入学当初からKOKO塾の活動にかかわってきた2年生は 「地域と一つになり取り組んできました。 大学は県外に行くけれど、 戻れるならばこの地で働きたい」 と、 古里の良さを語った。 また 「一つの地域で頑張っても駄目で、 他地域とも競争して広範囲なまちづくりが必要」 など、 地域活性化についてさまざまな意見が出された。 討論を聞いた和歌山市西紺屋町の中学校教諭、 田林良さん (51)は 「高校生が地域を考えることは素晴らしいです。 頼もしいですね」 と話していた。





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