2010年11月11日

02.政治・経済

17日間の舌戦スタート、知事選告示、現新3人立つ

任期満了に伴う知事選が11日告示され、予想通り現職の仁坂吉伸(60)=無所属、自民推薦、公明県本部支持=、元県会議員の藤本眞利子(56)=無所属、民主・国民新推薦=、JR西日本シニア社員の洞佳和(62)=無所属、共産推薦=の3氏が立候補した。出陣式を終えた候補者はさっそうと街へ繰り出し、投開票の28日まで17日間の舌戦がスタート。仁坂県政の1期目に県民がどのような審判を下すのか、注目される。10日現在の有権者数は84万9015人。

現職、仁坂吉伸(60)=無所属、自民推薦、公明県本部支持=

新時代さらに前進へ
こんなに大勢の方々に参加いただき身の引き締まる思い。 4年前に皆さんに選んでいただいたときの第一声は 「さぁ仕事だ」 だった。 皆さんのご協力を得て4年間、 頑張ってきた。 その間、 和歌山はどんどん良くなってると私は思っている。 不祥事はなくなり、 財政は落ち着き、 安心安全は高まり、 そして働く場所もずいぶんと拡大してきた。

和歌山は新時代を迎えつつあると思う。 それはすべてここにいる皆さんと、 100万人の県民の方々のご支援、 ご協力のたまものだ。 皆さんがつくったこの新時代を、 もっと進ませていくか、 あるいはなくしてしまうか、 この選択が問われている。 私はこの新時代を皆さんと一緒に育てるために、 死んでも死にきれない思いで頑張っていきたい。

私のカラーはオレンジ。 和歌山にはたわわに実るミカンと柿と、 皆さんのような温かい心を持った方々がたくさんいる。 その和歌山の底力を、 ぜひ選挙の場で。 私もそして皆さんも、実現していきたい。 生まれ故郷の和歌山市と和歌山県と、 あの天守閣に誓ってこれから頑張っていきたい。


元県会議員、藤本眞利子(56)=無所属、民主・国民新推薦=

県を観光経済特区に
いよいよ決戦の幕が下ろされました。 今までの低迷する和歌山をこのままで進めるのか、 新しい和歌山を進めるのか決断が迫られています。 立候補を表明してから、 皆さんの声を聞くために広い県内を回ってきました。 その中で、 「仕事がない」 「子どもが地元に帰ってこれない」 という声を聞いた。 「なんとかせなあかん」 と思うようになった。

和歌山は9割以上が中小零細企業。 この4年間で多くの企業が倒産、 廃業した。 そんな中で若い人に仕事が見つかるわけがない。 地元企業を支援することが必要。 今せなあかんのです。

和歌山の財産は観光。 県内全域を観光経済特区としてさまざまな規制を外し、 和歌山を全国、 世界に売り出します。 10倍の観光客が来れば、 3倍のお金が落ち、 30倍の経済効果を生み出します。 そうなれば、 新しい産業も出てきて、 活性化することができます。 先頭に立って力の限り尽くします。 それができるのが藤本眞利子。 勝たせてください。 和歌山を変えさせてください。 感動、 感激、 感謝の気持ちで17日間戦います。


JR西日本シニア社員の洞佳和(62)=無所属、共産推薦=

県民の暮らしを守る
高校生が卒業しても仕事がない。 卒業と同時に失業者になる。 中小企業に仕事が回ってこない。 そういう県民の雇用や暮らしを守らなければならない。

中学卒業まで医療費の無料化、 県民が安心して暮らすために本来ならば国が責任を持たなければならないことだ。

県政は一人親や高齢者などに冷たい。 病院に行っても医療費を払えず十分な医療を受けられない人がいる。 高すぎる医療費を引き下げるため全力を尽くす。 同時にお年寄りの医療費補助拡充のために力を尽くす。 高すぎる国保料が県民の肩にのしかかっている。 払えずに健康保険証取り上げられた世帯が県内で4800世帯あり、 全国で10番目の高さだ。 一人1万円引き下げるために全力を尽くしたいと思う。

国から県に下りる交付税が当初の予定より86億円多く交付されることが決まった。こういうお金を暮らしや福祉に使えばいろいろなことができるのではないか。県民に冷たい県政から人と暮らしを大切にする県政に。豊かな資源が生き生きと生かされる和歌山を力を合わせてつくろうではないか。





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