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日韓両国の来賓が顕彰碑を除幕し祝った |
約420年前に朝鮮に帰化した日本人で、雑賀鉄砲衆の頭領といわれる「沙也可」の顕彰碑が和歌山市の紀州東照宮境内に建立され、13日、除幕式が行われた。沙也可の14世孫、金在錫(キム・ジェソク)さんらが韓国から訪れて参列。両国の70人が日韓の真の友情の発展を誓った。
NPO法人和歌山の観光を考える百人委員会(中田實宏代表理事)がこの日和歌山市で開いた初の日韓国際シンポジウムの記念に建立。韓国産陰城石で高さ約2メートル、側面や裏面には両国語で沙也可の偉業と両国の友好親善を願う言葉が刻まれている。
沙也可は豊臣秀吉の朝鮮出兵に鉄砲隊を率いて参加したが「この戦いに義なし」と反旗を翻し、李王朝の将軍となって金忠善の名を賜った人物。作家神坂次郎さんが「沙也可=雑賀孫市郎説」を小説で展開し広く支持されている。
除幕式で中田代表理事は、「相互交流の基地にしていただきたい」とあいさつ。西川秀紀宮司による厳かな神事の後、下宏副知事らが祝辞を、神坂さんと二階俊博衆院議員が謝辞を述べた。
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