2010年11月16日

00.社会

大桑教育文化振興財団の寄贈目録贈呈式

大桑教育文化振興財団(大桑嗣理事長)平成22年度「援助及び寄贈目録贈呈式

お礼の言葉と今までの歩み、今後の抱負を語る村田さん

大桑教育文化振興財団(大桑嗣理事長)の平成22年度「援助及び寄贈目録贈呈式」が16日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われた。文学・芸術分野で今後一層の活躍が期待できる県出身者に贈られる文化奨励賞受賞者2人をはじめ、援助を受ける文化、スポーツ、教育分野の各団体・学校、奨学金を受ける大学留学生など約50人が出席し、大桑理事長から目録を受け取った。

今年度の文化奨励賞を受賞したのは、 日高川町出身の洋画家で高校教諭の川邉耕一さん (47) =静岡県浜松市=と、 和歌山市出身のピアニスト村田千佳さん (33) =東京。 会場には屏風仕立ての川邉さんの近作も展示され、 2人が海外での経験や創作への思いなどを語る講話もあった。

川邉さんは、 「ひらがな」 をモチーフに線と面による独自の絵画表現を追求しており、 「新しいものを作りたい。 死ぬまでチャレンジし続けたいと思っています。 ありがたい賞をいただき大きな励みになりました」 とお礼を述べた。

また村田さんは、 演奏会のDVDを映し出しながら、 「3年前に留学から帰り、 本格的に和歌山や日本で活動しようと思っている時の受賞で本当にありがたく思っています」 と感謝。 ソロのピアノ演奏と室内楽、 協奏曲を大きな柱に演奏活動していくと語った。

ことしの文化活動団体援助には、 「世界民俗祭in紀美野」 実行委員会 (神谷幹夫代表、 りら創造芸術高等専修学校ほか) と 「自由な心でコンテンポラリーダンスを楽しもう」 神戸女学院教育文化振興めぐみ会和歌山支部 (庵田勤子代表) が選ばれている。





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