2010年11月16日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

粉河で地域活性化フォーラム

「門前町復活をめざした地域コミュニティづくり」

活発に意見交換するパネリストら

紀の川市、 旧粉河町地域の活性化を考えるフォーラム 「門前町復活をめざした地域コミュニティづくり」 (高等教育機関コンソーシアム和歌山など主催) が14日、 同市の粉河ふるさとセンターで開かれ、 地元とんまか通り商店街の店主たちが活発に意見を交わした。 また、 商店街活性化の活動が注目されている岸和田市蛸地蔵商店街組合から、 広報部役員の泉原一弥さんもパネリストとして参加し、 同商店街の取り組みを紹介した。

蛸地蔵商店街は、 岸和田城の城下町として古くから栄えてきた。 近年は、 地元中学生の自主店舗運営に協力したり、 7つの商店街で連携してイベントを開くなど活発に取り組んでいる。 その活動は昨年度、 大阪府から評価を受け、 3年間の補助が約束される 「大阪オンリーワン商店街創出事業」 に採択された。 泉原さんは 「地域の発展なくして商店街の発展はない。 地域にさまざまなサービスで活性化を図っている」 と、 地域おこしが商店街活性化につながることを訴えた。

パネルディスカッションではそのほか、 紀の川市の田中卓二理事が 「岸和田と同じように粉河のだんじりをアピールすることや、 豊かな自然環境を子育てに生かし次世代に伝えることが必要」とアピール。

NPO法人紀州粉河まちづくり塾の楠富晴会長が 「長く住んでいると地元の宝が見えなくなる。 さまざまな立場の人と連携して新たな町の魅力を探りたい」、 同商店街を拠点に子育てのNPO法人ハンドインハンドを運営する尾崎三津代さんが 「活動を浸透させることで住みやすいまちづくりにつなげていきたい」 などと、 それぞれ意見を出していた。

来場した同市名手市場の保田千恵子さん (51) は 「まちおこしについて話し合うことは素晴らしいです。 商店街はにぎやかであってほしいです」 と話していた。





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