2010年11月21日

00.社会

俳優の小西さんが命の尊さ伝える

 「曲を和歌山から世界に発信したい」 と話す小西さん

「曲を和歌山から世界に発信したい」 と話す小西さん

歌で命の尊さを伝えていこうと、 コニタンの愛称でおなじみの俳優・小西博之さん (51) =田辺市出身=がプロジェクトを立ち上げて楽曲 「命のうた」 を作った。 小西さんは5年前に腎臓がんの大手術を受け、 現在は完治と診断されるまでに回復。 完成した楽曲には、 闘病生活を通してあらためて学んだという命の大切さ、 感謝の心を歌い込んだ。 小西さんは 「よみがえりの地、 和歌山から、 命の尊さを全国、 世界へと発信していきたい」 と意気込んでいる。

小西さんは2004年12月に腎臓がんと告知され、退院まで約90日間にわたる闘病生活を経験。病魔と闘う中であらためて周りに支えられて生きていることに気付き、「生還した私がするべきことは、もう一度いただいた命に感謝し、生きている素晴らしさ、命の大切さを伝えることだ」と心に決めたという。

楽曲は、 小西さんのイメージにぴったりだった中学生作文コンクールの最優秀作品をモチーフにし、 白浜町出身のミュージシャン・古家学さん(36)に製作を依頼、 「満足度120%」 の楽曲に仕上がったという。 来月、 田辺市で予定している発表イベントを皮切りに、 古家さんと県内各地を回るなどして広めていく。

小西さんは現在、 子ども時代からの夢だったというウルトラマンの隊長(ヒュウガ)役に抜擢され、 子どもと接する機会も多い。 「子どもたちの命を救うためには、 我々大人がもっと元気を出し、 年間3万人もある自殺をすべてなくすこと。 著作権フリーでどんどん多くの人に歌ってもらい広まっていけば」と話している。





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