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2010年11月22日

00.社会

和歌の浦の名勝指定を祝い講演会

浄土真宗と和歌の浦について語る薗田名誉教授

浄土真宗と和歌の浦について語る薗田名誉教授

ことし8月の「和歌の浦」国名勝指定を祝う講演会が20日、和歌山市和歌浦中の浄土真宗本願寺派西正寺(西殿憲親住職)で開かれた。和歌の浦と浄土真宗について関西大学名誉教授の薗田香融さんが、名勝指定の意義について和歌山大学教育学部教授の藤本清二郎さんが講演。約80人が聴き入った。

和歌の浦と浄土真宗はつながりが深く、開祖・親鸞上人は 「御臨末の御書」 の中で片男波の波に触れ、 「我なくも 法は尽きまじ 和歌の浦 あをくさ人の あらん限りは」 と詠んでいる。また和歌山には浄土真宗信徒が多い。

薗田名誉教授は和歌の浦の原点を724年の聖武天皇の詔としたうえで、和歌の浦を描いた一番古い絵は3代覚如上人が玉津島明神に参る「慕帰絵詞」 であること、紀州に浄土真宗を広めたのは和歌の浦にあった性鷹寺だったことなどを紹介。

「都人を面白がらせたのは干潟の潮の満ち干(みちひ)。それは若返りであり命の蘇り。和歌の浦をお年寄りが気軽に一晩遊びに来れるような若返りの聖地として発展させたらいいのではないか」 と話した。

また藤本教授は、17世紀末に貝原益軒が和歌の浦を 「日本三景をもしのぐ」 と書いていることや、和歌の浦の保護者であった紀州徳川家が和歌山から去ってからの保全の歴史を紹介。

「明治18年に和歌村が和歌山県令に県立公園設置請願書を出している。それから130年かかってようやく名勝指定になった。課題は多いが、地元で盛り上げ全国に誇るべきものを発展させていけたら」 と話した。





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