2010年11月25日

02.政治・経済

投票まであと3日、コンビニ、ネットでPR

県内のファミリーマートに設置されている知事選をPRするのぼり

県内のファミリーマートに設置されている知事選をPRするのぼり

現新三つどもえの舌戦が展開されている知事選。 県選管では、 一人でも多くの有権者に28日の投票に行ってもらおうと、 緊縮財政の限られた予算の中でさまざまな啓発活動に取り組んでいる。 近年の傾向から特に若年層の投票率アップが鍵といい、 若者がよく利用するコンビニやインターネットを活用するなど工夫しているようだ。

投票率は平成12年の51・31%から、 前々回(16年)37・29%、 前回(18年)35・21%と毎回、 過去最低を更新。 啓発用予算も16年の選挙までは約2900万円あったが、 前回約1465万円、 今回約1230万円と厳しい財政を反映し、 昔のような主要テレビ4局でのスポット放送や新聞広告、 イベント要素を盛り込んだ啓発活動などができなくなっているという。

前回の投票率を年齢別に見ると、 40代の約4割、 60代の約5割が投票に参加しているのに対し、 20代は1~2割程度と極端に低い。 選管ではこうした若年層にアピールしようと、 今回初めて、 県内約65店舗のファミリーマートの無償協力を得て、 投票日を知らせる小さなのぼりをレジ近くに設置した。 またローソン約110店舗のレジの液晶画面に広告を掲載(約46万円)。 ポータルサイト 「Yahoo!」 にも夏の参院選に続いて約46万円で広告を掲載している。 県タクシー協会も協力し、 約950台に知事選をアピールするマグネット板も張っている。

23日には選管職員がラジオの生放送に飛び入り参加し、 「より多くの人に投票所に足を運んでほしい」 と訴えた。 できるだけ予算を掛けずに投票率を上げようと、 各所で懸命な努力が続いている。

知事選には現職の仁坂吉伸(60)=無所属、 自民推薦、 公明県本部支持=、 元県会議員の藤本眞利子(56)=無所属、 民主・国民新推薦=、 JR西日本シニア社員の洞佳和(62)=無所属、 共産推薦=の3候補が立候補している。





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