2010年11月26日

00.社会

和歌山で犯罪被害者支援のつどい

犯罪被害者支援について意見を出し合うパネリスト

犯罪被害者支援について意見を出し合うパネリスト

内閣府、県、県警本部は犯罪被害者週間の初日の25日、和歌山市の県民文化会館で、国民のつどい和歌山大会を開き関係者や県民約200人が集まった。「国民のつどい」は平成18年から、犯罪被害者の生の声を聞いて支援について考えるため全国各地で開催。和歌山での開催は初めて。

「犯罪被害者の現状と支援のための連携について」というテーマでパネルディスカッションが行われ、4人が被害者支援への課題など意見を交わした。

犯罪被害者の視点から見た立ち直りに必要なこととして、あおもり被害者支援センターの山内久子理事長は「親せきや身近な人には事件について話しにくいこともある。家族全体を支えてくれるようなカウンセラーなど第3者を紹介してくれる場所がほしい」とコメント。全国被害者支援ネットワークの関根剛理事は「ここ数年は市町村など行政機関に被害者支援の窓口が増えたが、点在していて、被害者がどこに相談していいか分からないこともある。自分の機関で抱え込まず、ほかの機関と連携を取るのも大切」と支援機関の問題点を挙げ、「そばにいる隣人も、買い物をしてあげたり、声を掛けるなど専門家にできない支援ができるはず」と県民に訴え掛けた。





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