2010年11月26日

00.社会

225系、1日からJR阪和線ときのくに線にデビュー

最新型の 「225系」 の車両

最新型の 「225系」 の車両

JR西日本は12月1日から、阪和線ときのくに線の一部で快速電車として新型の近郊電車 「225系」 の運転を順次スタートさせる。運行状況などを表示する液晶画面の搭載や、トイレをバリアフリーにするなど、画期的なデザインとなっており、26日には和歌山市立山東小学校の2年生、私立つくし幼保園の園児合わせて約80人にお披露目された。


225系車両は福知山線脱線事故を踏まえ、先頭部の構造を強化し、衝撃力を上方に誘導することで、乗客への衝撃を低減させる仕組みを導入。また、とっさの事態でも分かりやすいようつり革の輪をオレンジ色にし、従来車両より数を約1・5倍の466本(4両編成)に増やした。

また、荷物棚の位置が低くなり、車いすのスペースも増設され、トイレの開口部が広くなるなど、障害者や高齢者にも優しい設備が整っている。液晶画面は19インチの大きさで、一つの車両に12台設置されており、次の駅や遅延情報の表示、企業の広告画像などが配信される。

225系は、阪和線などで走行している「221系」 と順次交代、平成23年11月までに4両29編成(116両)が導入される。

走っている電車を眺めるのが好きという同小学校の出張航涼君(7)は、225系の車両に乗り、 「外から見ても速そうでかっこいい。 中はテレビみたいなんがあってすごい!」 とはしゃいでいた。JR西日本和歌山支社輸送課の久永昌宏さんは 「液晶画面は和歌山を通る列車としては初めて。つり革も持ちやすいよう大きくなっているなど、安全な車両になっています」と話していた。





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