2010年11月28日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

東海南中で10年ぶり発表会

2年A組の息ぴったりの合唱

2年A組の息ぴったりの合唱

海南市野上中の市立東海南中学校 (小畑一校長、 生徒162人) はこのほど、 約10年前から途絶えていた文化発表会を復活させ、 子どもたちは歌や劇などを元気に披露した。 この日は保護者ら約130人が集まり、 舞台を応援していた。 発表会は授業時数の確保などの理由で約10年前から開かれなくなっていた。

文化行事の中で子どもを育てる大切さを見直し、 地域の要望や生徒のやりたいという声も後押しして復活に至った。

発表会では、 英語スピーチ、 劇などさまざまなステージを展開。 市の音楽祭に出場したこともある2年A組の合唱では、 「翼をください」 など2曲を息ぴったりに歌い上げ、 客席を盛り上げた。 また、 結成3日という有志職員らによるバンド演奏では、 いきものがかりの 「ありがとう」 を熱唱。 ギターのテクニックや歌唱力に会場の生徒たちから 「先生かっこいいぞー」 と温かい声援が送られた。

また、 体育館内では作品展も開かれた。 公民館の文化サークル活動作品、 生徒が書いた習字作品など約300点が並び、 多くの人の目を引いていた。

文化部長で司会を務めた田伏志帆さん (15) は 「文化発表会が復活できて良かった。 みんな生き生きとしてうれしかった」、 坂本智哉君 (14) は 「劇ではちょっとミスもしたけど、 みんなとできてきずなが深まった」 とにっこり。 職員バンドでボーカルを務めた藤田祐希教諭 (31) は 「一からつくり上げるプレッシャーがあったけど、 地域の人などたくさんの人のおかげで復活できた。 もう感無量です」 とうれしそう。 小畑校長は 「生徒は充実した表情を見せてくれ、 保護者も喜んでくれた。 これからも続けていきたい」 と話している。





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