小型警察犬くぅ頑張る

県警史上初の小型警察犬、ミニチュアシュナウザーの「くぅ」(オス、3歳)が岩出市西野の大宮緑地公園で開かれた嘱託警察犬資格審査会に参加し、2年目続投を懸けて「臭気選別」と初の「捜索救助」に挑戦した。

くぅはシェパードやラブラドールレトリバーなど大型犬41頭がひしめく中、前回合格の貫禄を見せ足取り軽やかに登場。多くの報道陣らが注目する中、臭気選別で5枚の布から「犯人臭」がする1枚を探し出していた。

しかし、数カ所の箱の中などにいる要救助者役を探し出す捜索救助では、箱の周りを嗅いでいたが、惜しくも見つけることはできなかった。くぅの指導手は「捜索救助はまだ訓練の必要があります。審査会と同じ環境で訓練すれば来年は合格できるでしょう」と話していた。

合否の判定は後日、審査委員会で審議し決定する。