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訴状を提出する原告住民ら |
老朽化に伴う紀の川市立粉河中学校移転建て替え問題で「粉河中学校の教育環境を守る会」は29日、中村槇司市長に移転用地取得費用約15億円などの返還と、今後同事業での公金支出差し止めなどを求める住民訴訟を和歌山地裁に起こした。
同問題では、先月2日に同内容を求めた住民監査請求で市監査委員から「事業は適正で、議決を得た結果は尊重すべき」として棄却の決定がなされている。今訴訟はこの判断に対し「十分な監査がされていない」との理由で不服としたもの。
訴状提出後に行われた記者会見で、訴訟の経緯を話した原告側は「市と交渉したがこちらの意見を聞かない。裁判では反論する機会も十分に与えられる。法定で違法性を追求したい」と述べた。
市は取材に対し「訴訟内容を把握していないのでコメントできない」と話している。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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