2010年12月01日

00.社会

冬の交通安全運動スタート

手を上げて笑顔で渡る園児とお年寄り

手を上げて笑顔で渡る園児とお年寄り

わかやま冬の交通安全運動が1日、スタートした。重点テーマは「飲酒運転の根絶」「高齢者の交通事故防止」。運動は10日まで。初日、和歌山市内では和歌山北署、和歌山西署は管内で街頭啓発活動、和歌山東署は管内の保育所で三世代交流の交通安全教室を開いた。期間中、各署は高齢者宅の訪問指導などを行う。

和歌山東署は和歌山市太田の市立宮保育所(中田貞江所長)で、交通安全教室を開いた。同署管内のボランティア約20人が講師となり、3歳児から年長の園児約90人、園児の保護者、地域の高齢者など三世代が集まった。
東地区交通安全母の会会員は、ヒヨコが飛び出して危ない目に遭う絵本を読んだり、歌と振り付けで横断歩道の正しい渡り方を指導するなど、園児を楽しませながら基本的な交通ルールを教えた。室内に模擬の横断歩道が用意され、高齢者と園児は手をつなぎ、 「右を見て、左を見て、もう一度右を見て、まっすぐ手をあげよう」 と確認しながら笑顔で渡っていた。
年長の菊谷香乃ちゃん(6)は 「みんなで踊って楽しかった。小学校に行っても、ちゃんと右と左見て渡れる」とにっこり。近くに住む若林定代さん(65)は「大人も交通安全について再認識できた。子どものお手本になるよう基本的なことを気を付けたいですね」 、同署交通課課長の木村充次警部は 「交通手段は生きていく上で外せないもの。三世代が交通安全について考えるいい機会では」 と話していた。
県警本部交通企画課によると、11月末現在の県内の事故件数(概数)は、前年同期比266件減の6311件、傷者は301人減の7842人、死者は1人減の46人。





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