2010年12月10日

00.社会

「おもしゃい地名」の由来、情報求む

募集を呼び掛ける、役員で和歌山印刷の出口さん㊧と大江事務局長

募集を呼び掛ける、役員で和歌山印刷の出口さん左と大江事務局長

紀州文化の会は、歴史や人などを紹介する 「あがらの和歌山」 シリーズ第7弾 「地名ってほんまにおもしゃいで」 の発刊に向けて、本来の由来とは違った地域の人が知っている ちょっとおかしな由来 を、教えてほしいと呼び掛けている。来年2月半ばごろまで。採用者には前回までのあがらシリーズの中から一冊プレゼントする。


同会は8年前に 「和歌山っていいとこあらいしょ、いいところをみんなに伝えていこう」 をモットーに発足。会員500人以上が在籍し、大江寛事務局長(62)をはじめ、さまざまな業種の役員9人がボランティアで理事を務めている。これまでに、川柳2作、歴史、人間、写真をテーマに発行してきた。

次作の 「地名ってほんまにおもしゃいで」は、県内の地名 「あ行」から 「わ行」 までを網羅。約250年前やぶらくり丁が栄えたころ、現在の和歌山市の地図なども載せる予定という。

現在、本来の由来をほぼ書き終え、あとはまとめていくだけとなったが、大江事務局長らは 「絵や写真を入れても、少し堅苦しいのでは」と考え、一般の人にも参加してもらい、「あがらでこの本を作っていこう」 と一般公募を発案。例えば、和歌山市の 「梶取」 と 「次郎丸」 の話。船の舵が取れなくなり沈んだところが梶取、その船の名前が次郎丸だったなど。地域の人の間で広まっている 言い伝え を求めている。

大江事務局長は 「わかりやすく、中学生くらいから和歌山っておもしゃいなって読んでもらえるような本にしたい」 と意気込んでおり、 「あなたの知ってる話をぜひとも教えてください」 と呼び掛けている。

応募ははがきかメールで、あなたの知っている地名の由来、氏名、年齢、性別、住所(郵便番号)、職業(学校名)を明記し、(〒640―8043和歌山市福町49和歌山新報社 編集部「あがら」 担当 、メールshimpo @ titan.ocn.ne.jp)まで送付する。必要事項がないものについては本の送付不可能なため、認めない。問い合わせは大江事務局長(TEL090・1222・6495)。





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